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カーエアコン

2020.08.29

Y30 セドリック エアコン修理

Y30セドリック エアコン修理
エアコンが冷えなくなったとの事で入庫しました。
エンジン始動しエアコンの風をチェックすると、デフロスターからしか風が出ず温風でした。
コンプレッサー を見てみるとクラッチはしっかり動いていて低圧配管も冷えておりガス漏れ、コンプレッサー 故障の不具合ではないと判断できました。
そのため車内のアクチュエータの故障を疑い調べていくと、この車両のアクチュエータは電気によるモーター式でもワイヤー式でもなく、エンジンの負圧を利用して動作させているのがわかりました。
エンジンルーム内にエンジンの負圧を取り出すホースと車内アクチュエータまで伸びているホースがあり、2本が繋がっているエアタンクが主原因でアクチュエータが動作しないことがわかり修理しました。
タンクは溶着され分解できませんが超音波カッター等使用して分解していくと、ワンウェイバルブのような構造をしており負圧取り出し用の口側にゴムシートが入っていて、このゴムシートが経年で形状が少し変化し上手く作用していない状況だったのでシートを反転させエアが抜けるようにして修理しました。
車体取り付け後エアコン稼働させると温度調節と風向き内気外気切り替え全て動作しました。

Y30 セドリック エアコン修理

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